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エネルギー業界の気になるニュースをPICK UP

配電の免許制とNTTの参入

電力業界関連のニュースが多数ありました。配電線の整備を免許制にすることで、配電線網の整備負担を分散し、エネルギーの地産地消を促進する働きが期待されます。

これにいち早く名乗りをあげたNTTは、全国の電話局の建物と蓄電池を活用して、近隣の需要家まで電気を供給する計画です。

太陽光発電の機能を持たせた道路舗装のニュースも面白そうだったのでピックアップ。高速道路の路面がソーラーパネルになれば、道路会社が配電事業に乗り出す可能性もありそうです。

洋上風力発電の話題もホットなのでピックアップ。風力発電は実は騒音問題が大きな問題で、洋上風力発電はこの問題をクリアできる可能性があります。

配電線を免許制に

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配電線とは、変電所から住宅などに電気を供給するための電線のことです。

送電線という言葉がありますが、これは変電所から変電所、発電所から変電所に電気を送るための電線のことです。電柱の電線は、厳密にいうと送電線とは言いません。(たまに、電柱を使って送電線を敷設することもあります)。

さて、配電線は家があるところには必ずありますので、日本全国津々浦々、隅々まで張り巡らされていることになります。この配電線の整備にはたくさんのお金がかかることは想像に難くないと思います。

現在は、これらの配電線は電力会社の持ち物で、整備も電力会社がやっています。規模が大きいので、整備のコストも大きくなります。

そこで、配電設備を免許制にして、免許を持つ会社が自由に配電線を整備できるようにすることで、整備にかかるコストを複数の会社に分散させ、配電網を強化することが狙いだと思われます。

NTTが電力網の整備に乗り出す

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NTTは全国に電話局という交換機が入った建物を持っています。この建物に蓄電池を整備したり、付近に再生エネルギー発電設備を整備した上で、配電網を整備し、近隣の住宅や工場(需要家と言います)に電気を供給する事業を始める計画です。

NTTのように配電事業に参入する会社が増え、日本の配電網が強化されれば、太陽光発電の出力制御のような問題が解決され、再エネの普及を後押しすることになります。

道路舗装に太陽光発電

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ソーラーパネルが埋め込まれた道路舗装が開発されたそうです。例えば高速道路の道路が全てソーラーパネル道路になれば、高速道路自体が巨大な発電所になります。道路の照明を発電した電力で点灯できれば、なんとエコロジーなシステムとなるでしょう!とても夢のある話です。

また、高速道路網は都市間をつなぐ道路であるため、配電事業への参入も相性がいいと思います。高速道路で発電した電気を使って沸かしたお湯でコーヒーを飲む、そんな日が来るのでしょうか。

JERAの洋上風力発電が起動

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JERAが台湾で建設中していた洋上風力発電設備が完成したとのことです。

びっくりしたのはその出力。「フォルモサ1」という名の風力発電機は、出力が13万kWだそうです。この風車を10時間回せば、首都圏の鉄道2路線くらいを始発から終電まで動かせるほどの電気が作れます。

風力発電って、意外と騒音が問題になることが多いんです。巨大な風車の真下に行けばわかりますが、ブンブン言いながら回っています。自宅の近くにあったらやだなぁと思うくらいの音量です。

洋上風力発電はその名の通り海の上に設置するタイプの風力発電機であり、騒音問題はクリアできます。その代わり、陸までどうやって電気を運ぶかとか、風で倒れないようにする工夫とか、そこらへんが問題になります。

日本初の洋上風力発電は2022年にお目見えできる見通しで、その場所は秋田県沖です。ぜひ、その姿をこの目で見たいものです。

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