バイオマスによる発電容量が、5年で風力と同規模になる
バイオマス発電とは、木や家畜の糞尿など、生物資源を用いて発電する再エネの一種です。
木を加工した際に生ずる切り屑を加工して作られたチップを燃やすことで発電する木質バイオマス発電もバイオマス発電の一種で、発電時に発生する二酸化炭素の全量は、木が成長する段階で光合成により吸収されているため、二酸化炭素の総排出量はゼロであると考えられています。
この木質バイオマス発電による発電容量が、今後5年で2倍になるというニュースです。
再エネというと、太陽光発電や風力発電をイメージしがちですが、バイオマス発電も重要な再エネの一種であるのでピックアップさせていただきました。
ロボット用無線給電の開発
パナソニック 搬送ロボ向け無線給電、倉庫の効率化に :日本経済新聞
倉庫などで使用される搬送ロボット向けの無線給電について、パナソニックが給電容量1kWの装置を開発したそうです。
1kWの給電ということは、1秒で1kWsの電力を供給できることを意味します。1kWs=1/3600kWh=0.27Whですので、搬送ロボットの定格が300Wなら、1秒の充電で約3秒動かすだけの電力を供給できることになります。
iPhone8から実装されている無線給電(Qi:チー)は、現在出回っている製品で15Wの容量ですので、パナソニックが開発した給電装置は、Qi規格の66倍の給電容量を実現したことになります。
この記事をピックアップした理由は、僕は電車に電気を供給する電車線を無くすべきだと考えているからです。電力供給をワイヤレスでできるようになれば、電車線が減るようなことがないのでメンテナンスコストが限りなくゼロになるし、高所から墜落する危険がなくなります。