DENKIMAN

エネルギー業界の気になるニュースをPICK UP

大学では電気電子工学を学び、卒業後は鉄道会社に電気専門職として6年勤め、その後太陽光発電事業者に転職しましたが、今までに得た知見をまとめる為に本サイトを立ち上げました。しがない知見ではありますが、微小でも本サイトが業界の共有財産となればと思っています。

太陽光マネジメント
・予備品、備品管理
・必要十分なO&M業務の内容について考える
・リパワリング、リバンピング
・予備品の保管について
サイト・セキュリティ
・かけるべき保険
・インバータの保証について
・発電所監視カメラ
・セキュリティシステム
関係法令
・モジュールの接地について
・太陽光発電の絶縁について
・サイバーセイキュリティ対策
・主任技術者の専任について
テクニカル
・PRの計算方法おさらい
・モジュールの技術的な話
・インバータの技術的な話
・架台について
・モニタリングシステムについて
・ストリング監視は必要か
・通信異常発生時のトラブルシュート
電験二種取得計画
※非リンクは今後更新予定です。

不便なLINEはさっさと捨てて、SMSを活用できないか考えている

SMSをうまーく使えないか考えています。コミュニケーションツール(LINE)が便利になりすぎて、不便を感じているからです。

いつでも連絡を取り合えるというのは、とても強力に安心感を得られます。それが、常にメッセージの新着に気を使わなければならない窮屈さを産み、すぐにメッセージを返信しなければならない義務を生じさせています。「空気を読む」という日本独特の文化にとって、「既読」という機能は先述の義務を助長させていることは明らかです。

そんな窮屈でつまらない世の中から、僕は解放されたい。でも、適度に便利さは享受したい。

SMSって、そういう痒いところに手が届きそうなツールだと思います。

適度な距離感を保つために、SMSをどう活用すればいいか、考えてみようと思いました。

面倒くさがりだけど完全に仲間はずれは嫌で、流行に乗ることが嫌い、というか新しい流行を生み出したいと日々考えているB型の皆様のために、この記事を捧げます。今年はSMSくるよ、というか来させr(ry

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まず、SMSの特徴

メリット

①電話番号のみでやりとりできる

SMSは電話番号の交換のみでメッセージのやりとりができるようになります。

LINEは電話番号の交換すら不要ですが、これが逆に不便だと感じることが最近ありました。どんなことかというと、少し前に、仕事仲間のある人と連絡先をLINEで交換したのですが、後日この人に仕事上の連絡を取る必要が生じました。そこで、会社の外線を使用して電話をかけようと思ったら…電話番号がわからない。仕方なく私用のケータイで、LINEを使って電話しました。

LINEに依存しすぎると、電話番号の知らない人が増えます。上の状況では、私用ケータイのLINEが使えたのでまだなんとかなりましたが、LINEのサーバーが落ちていてLINEが使用できない状況ならもうお手上げです。

②LINEを使わないで済む

LINEは、キャリア(docomo、au、Softbankといった事業者)や端末の種類、OSを問わず連絡を取ることができる最強のツールです。この便利さを利用して、一部の”空気の読めない人たち”が、公私混同して休みの日に仕事の連絡をしてきます。これは問題です。

こういう人たちに、休みの日に連絡してくんななんて言っても無駄です。彼らは、仕事を進めるためなら何をしても構わないと考えているおめでたい人なので。

仕事上の連絡を休日に、しかも個人ケータイにしてくることはもう論外ですが、プライベートな連絡もLINEだとなんだか窮屈に感じます。Skypeなら、まだオンラインを隠すモードがあったので、メッセージ送ってくんなよアピールができたのですが…LINEはいわばいつもオンライン状態なので、受信者の都合は関係なく、メッセージが送られ続けます。

こちらの都合に関係なく連絡が来ること自体は別に全然いいんです。ただ、LINEというコミュニケーションツールがあまりに手軽な連絡手段になってしまったがために、手軽に連絡を取りすぎているんじゃないか感があるんです。電話やメールが主な連絡手段だったころは、今ほど手軽には連絡を取ってなかった気がします。今振り返ると、それは悪いことじゃなくて、回数は少ないが密度が濃いというか、効率よく連絡を取り合っていたというか、要するにいい距離感を保っていたのかなぁなんて思うんですよね。

③海外でも使える

僕は楽天モバイルのsimを使っています。いわゆる格安sim、MVNOというやつです。

安いのが最大の魅力ですが、一つ欠点があります。海外でインターネットを使うというオプションがないのです。電話はできます。

知っていますか、電話ができればSMSが使えます。SMSはインターネット(いわゆるIP)を使わず、電話回線を使用するためです。これは海外旅行先では最強の連絡手段となります。

ホテルや空港などはwifiがあるから、写真の共有とかメールチェックは問題なし。ただ、出先で連絡を取り合いたいことって結構ありますよね。そのためにイモトのwifiを手配するのもなぁ…

そんな時はSMSが使えます。1通100円くらいかかりますが、受信は無料です。ショッピングモールではぐれても、GAPで子供服見てるよってすぐ連絡取れますよ。

④速度制限中でも関係なく使える

SMSが電話回線を使う仕組みだというのは先述の通りです。電話回線を使用するので、データ容量を消費しません。もとい、テキストメッセージのデータ容量なんて写真や動画などのデータ容量に比べれば微々たるものなので、これはメリットと呼べるかは微妙なところですね。

⑤実はパソコンからも遅れる(Skypeを使う)

SkypeにはSMSが標準で実装されているので、Skypeを使ってSMSを送ることができます。しかし、送信料金が1通につき約9円と高いことと、日本国内ではSkypeでSMSを受信できないことから、Skypeを使ってSMSを送ることにあまりメリットは無さそうです。

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デメリット

①送信料金が高い(1通3円程度)

SMSは送信料金がかかり、1通あたり3円が相場です。最大70文字送れるので、1文字あたりのコストは0.043円。

一方、データ通信の場合、楽天の組み合わせプランを例にとると、3.1GBのデータ容量で1,600円の基本料金なので、単純計算で1文字あたりのコストは0.001円です。

つまり、SMSでの送信コストは、データ通信を使用するLINEと比べると約43倍かかっていることになります。

②グループチャットはできない

SMSは1通につき1つの宛先にしか送れないので、グループチャットはできません。

③写真送れない

SMSで写真や動画など、ファイルを添付することはできません。

④スタンプとか使えない

SMSではスタンプのような機能もありません。

⑤送信文字数に制約がある

上述の通り、SMSは1通あたり約70文字しか送ることができません。

デメリットをメリットに

SMSには、上に挙げたようなデメリットがあります。でもこれらのデメリット、LINEからSMSに切り替えようとする根本的な理由を考えた時に、実はメリットになりうるんじゃね?と思うのです。

①送信料金の高さは既読スルーの理由にできる

データ通信を使うLINEと比べると、実に43倍もの送信コストがかかるSMS。LINEのように手軽に使いすぎると、結構な通信料を取られそうです。それがいいんです。

余計な返信しなくなります。大事なことのみ伝えるようになります。必要十分なコミュニケーションの完成です。

②グループチャットはできないが、一斉送信はできる。それでよくね

SMSはグループチャットができないことは先述の通りです。でも、グループチャットってそんなに必要でしょうか。

大事な話は、直接会って話せばいいし、そのための飲みの調整は一斉送信でよくないすか。

③写真はメールか、写真アプリの共有でよくね

写真は共有する時代です。googleフォトの写真共有でよくないですか。

④スタンプいらなくね

かわいいスタンプを見るのは好きです。でも、自身はほとんど使ったことありません。絵文字があればいいです。

⑤長文はメールでよくね

SMSは全角70文字しか送れません。そもそも、SMSはショートメッセージサービス、すなわち短文のコミュニケーションを目的としたツールです。

長文のメッセージを送るときはメールの方がいいのではないでしょうか。長文ということは大事な内容を送ろうとしているわけで、SMSと違ってメッセージが埋まることもないですし。

「既読」がつかない心地よさ

LINEの「既読」機能はいつからついたのでしょう。この機能により嫌な思いをする人がどれくらいいたのでしょう。

いつでも送信者の好きなタイミングで送れるのは、LINEもSMSも同じです。でもLINEの場合は、既読機能が付いているせいで、受信者に対する「早く返信をしなさい」という無言の圧力(日本人が好きなやつ)を感じる人が少なくないのではないでしょうか。

いつでも送れる便利さを享受したければ、返信はいつでも構わないという覚悟を持つべきだと思います。それをわかってない人があまりにも多いから、既読スルーを根に持って嫌がらせしたりいじめが起こるんだよ。そんなこともわからないのか。

SMSは既読機能がないため、SMSを使ってメッセージを送ろうとしている送信者は、いつ返信が来るかはわからないことを承知の上でメッセージを送ることになります。LINEに比べれば100倍肩の力を抜いてできるコミュニケーションだと思いませんか。

そんなに大事なことなら、電話してください

電話をかける行為って、LINEでメッセージを送る行為に比べれば格段にハードルが高いと思います。

LINEの問題点は、その手軽さであると述べました。ビジネスにおいて公私混同してしまう残念な人は、このLINEの持つ手軽さのせいで間違った行為を犯してしまうのです。

電話しかない状況で、休日を楽しんでいる人に仕事上の連絡を取ろうとする人はそういないと思います。電話をかける前に考えるからです。この考える行為が大事だと思うんですよね。

言ってしまえば、LINEは考えずにコミュニケーションを取れてしまう危険なツールです。でも、一度言ったことは、一度した行為は取り消せません。たとえ、そのメッセージによって誰かが傷ついたとしても。

LINEが上級者向けのツールであることを知らない人が多すぎる。休日に仕事の連絡を受けた人がどう思うのか、特に考えもせず発せられたメッセージによって、誰かが傷ついているかもしれないということ、そういうことを考えられない人は、どうかお願いですからLINEを使わないでください。

でも、そんなことを言っても、LINE使用者の意識が簡単に変わるとは思えません。だから、そんなつまらないコミュニケーションツールであるLINEはさっさと捨てて、SMSを活用したいと思うのです。

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