今日の日経の社説を読んで、仕事をしていて感じる違和感の正体が見えました。
今日の日経新聞の社説には、「日本的な雇用管理を断ち切るとき」と題して、日本の伝統的な雇用制度、すなわち年功序列と総合職的な採用方式が、プロフェッショナルを育成する上で大きな壁になっていると言い切りました。
立命館アジア太平洋大学(APU)の出口治明先生が、日経新聞の「ダイバーシティ進化論」のコーナーで意見を述べられているように、終身雇用は高度経済成長期に生まれた、今となってはもう古い考え方です。
労働生産性の向上へ 定年なくし雇用慣行改善|WOMAN SMART|NIKKEI STYLE
社説では、高度な専門性を備えた人材を育てるためには、総合職のような職務がはっきり定まらない雇用の仕方は間違っていると述べています。専門性を備えた人材の育成には時間がかかるからです。
僕は電気に関わるプロになりたかったので、専門職の道を選びました。入社して分かりましたが、総合職とは昇格のスピードもお給料も違います。妬んでいるわけではなく、実力より在籍年数を重視する保守的な人事制度にモチベーションを失いつつあります。
自分の専門分野の知識を磨きつづけ、それぞれの分野のプロフェッショナルが集うAppleやGoogleのような最強集団を作るためには、社説の通り、いつまでも年功序列の古い人事制度を大事にしておく必要などないのです。
自分のやりたいことをとことん追求しながら社会に貢献するって、すごく素敵で楽しいことだと思います。そんな社会が早く実現しますように