筆者は2018年11月から、不動産投資信託(J-REIT)を通して太陽光パネル発電設備に投資しています。投資している太陽光パネルが2019年7月に発電した電力量は49.8kWhでした。筆者が1DK築30年のアパートに一人暮らししていた頃は、真夏で150kWhくらい消費していたので、同じような(?)単身世帯が1ヶ月に使う電気の33%を賄えたということができます。不動産投資信託による自然エネルギー発電の出資のメリットは、小さいリスクで自然エネルギーの普及に貢献できることです。自然エネルギーに興味がある方は、ぜひ不動産投資信託による出資も検討してみてください。
投資口1口当たりの発電電力量
筆者は、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人という投資法人(ファンド)に出資しています。
投資主持分の発電電力量
同ファンドが持つ太陽光発電設備が2019年7月に発電した電力量は761万kWhでした。ファンドのバランスシートでは、投資主持分比は39.8%であることから、この発電電力量のうち39.8%が、投資主持分の太陽光パネルが発電した電力量であるということができます。
$$7,618,082\rm kWh\times0.398=3,031,996\rm kWh$$
投資口1口当たりの発電電力量
発行済みの投資口は121,666口であるので、投資口1口あたりの発電電力量は、
$$3,031,996\rm kWh\times\frac{1}{121,666}=24.9\rm kWh/口$$
となります。つまり、このファンドに1口出資することで建設された太陽光パネルは、先月に25kWhの電気を発電したと考えられるのです。
ちなみに、25kWhという電力量のイメージがつきにくい方は、日産リーフという電気自動車を頭の中に思い浮かべてください。これは電気自動車なので当然バッテリーを積んでいますが、このバッテリーの容量が40〜62kWhです。2口出資することで、毎月1回電気自動車を満充電にすることができるだけの電気を発電することができるのです。
筆者持分の発電電力量
筆者は投資口を2口保有していますので、筆者持分の太陽光パネルは2019年7月に49.8kWhの電気を発電したということができます。
消費電力量に対する再エネ比率
筆者宅が7月に消費した電力量は199kWhでしたので、消費電力量に対する再エネ比は25.0%だったということができます。消費した電気の4分の1は、クリーンエネルギーだったと言えます。