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【参院選挙】各政党の交通インフラ政策を比較してみた

明日7月21日は参議院議員選挙です。各党が様々な政策をマニュフェストとして掲げていますが、内容が多すぎますので、鉄道やMaasなど、交通インフラの政策に焦点を当てて、各党の政策を比較してみたいと思います。

自由民主党

交通インフラに関する政策

  • 高速バス、貸切バスの安全性向上のため、安全強化策の実施
  • IoT、AI、5Gを活用した交通分野のイノベーション創出により、持続可能な地域づくりを後押し
  • 地方創生、国土強靭化に資する全国の幹線鉄道ネットワークの充実化
  • バス、鉄道等の地域交通ネットワークの維持・活性化に向けた支援、地域間連携、共同の取り組みをサポート
  • 都市間の高速交通ネットワークの充実
  • ジャパンレールパス、交通アクセスの充実による、インバウンド向け交通サービスの充実
  • ITS技術による自動運転の実用化、高速道路でのトラック隊列走行の早期実用化
  • 整備新幹線の開業効果を早期に発揮するための取り組み
  • 整備新幹線の未着工区間の財源確保、早期着工
  • 地方創生に役立つ幹線鉄道ネットワークの構築
  • リニア中央新幹線の東京―大阪間の早期全線開通
  • 沖縄モノレール3両化

感想

交通インフラに関する政策や国会での議論は、テレビ等の報道で取り上げられることが少ないように感じますが、関連する政策をピックアップすると数があり正直驚きました。新幹線関連と自動車の自動運転に力を入れている感じを受けます。

公明党

交通インフラに関する政策

  • 日本人向け鉄道フリーパスなど国内観光需要喚起
  • 自動運転技術の実用化推進による新しい交通サービスの創出
  • リニア中央新幹線、整備新幹線の建設加速
  • 鉄道駅等におけるホームドア、内方線付き点状ブロックの整備

感想

自民党と比較すると数は少なめです。ホームドアや点状ブロックの整備を公約として掲げ、駅構内の安全確保に対する問題意識を持っている点が特徴です。

立憲民主党

交通インフラに関する政策

  • 地域公共交通を維持することにより、便利で安全な暮らしを実現

感想

立憲民主党の交通インフラ関連の公約は1つしかなく、内容も抽象的であまり力を入れていない感じを受けました。

国民民主党

交通インフラに関する政策

  • 乗合タクシーの普及支援
  • 高速料金の見直し
  • IoTのオープンイノベーションを活用することで、自動車の自動運転を早期に実現

感想

乗合タクシーの普及支援を公約として掲げているのは面白いと感じました。高齢者ドライバーによる交通事故が問題になっている中、自家用車に頼らない移動手段を考えなければ、免許証の自主返納も進みません。

一方、鉄道等の社会資本の強化に関連する政策はありませんでした。

日本共産党

交通インフラに関する政策

  • 生活道路の歩行者優先の道路交通政策
  • 子供たちの通行路の交通安全対策
  • 高齢者が支障なく日常生活を送れるよう、地域鉄道、コミュニティバスなどの地域公共交通網の整備
  • 自転車専用道路の設置推進
  • 災害を原因とする鉄路廃止を阻止するための鉄道災害復旧基金創設
  • 利用者数の少ない駅を含めた、駅のバリアフリー化推進
  • 駅のホームドアの設置義務づけ
  • 高速バス運転士の労働条件を改善して、間接的に高速バスの安全性を向上
  • リニア新幹線の建設反対(環境負荷を考慮)

感想

社会資本増強についてたくさん書いてありました。にも関わらず、リニア新幹線の建設については環境負荷の観点から反対しています。

日本維新の会

交通インフラに関する政策

  • 自動車の自動運転の推進
  • 新しい交通インフラに支えられたスマートシティの実現

感想

マニュフェスト概要版で、新しい交通インフラに支えられたスマートシティを実現することが書いてありましたが、マニュフェスト詳細版にその具体的な記述がなかったのが残念です。

社会民主党

交通インフラに関する政策

  • 鉄道の一方的廃止を防止するため、鉄道事業法を改正

感想

社会民主主義らしく、社会資本の増強に資する政策が多いかと思いきや、交通に関する公約が少なかったのが正直残念です。

総評

交通インフラの政策について熱く語るのは社会民主党だろうと予想して調べてみましたが、交通インフラに関する実情に即した政策を最も的確に打ち出しているのは自民党だなというのが正直な感想です。

鉄道サービスの拡充、交通安全対策の推進といった交通インフラの整備推進は、私たちの生活がより豊かになるだけでなく、外国人観光客の増加にも資することです。交通インフラ整備の観点からも各政党の公約をよく検討して、選挙に臨みたいと思います。

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