DENKIMAN

エネルギー業界の気になるニュースをPICK UP

大学では電気電子工学を学び、卒業後は鉄道会社に電気専門職として6年勤め、その後太陽光発電事業者に転職しましたが、今までに得た知見をまとめる為に本サイトを立ち上げました。しがない知見ではありますが、微小でも本サイトが業界の共有財産となればと思っています。

太陽光マネジメント
・予備品、備品管理
・必要十分なO&M業務の内容について考える
・リパワリング、リバンピング
・予備品の保管について
サイト・セキュリティ
・かけるべき保険
・インバータの保証について
・発電所監視カメラ
・セキュリティシステム
関係法令
・モジュールの接地について
・太陽光発電の絶縁について
・サイバーセイキュリティ対策
・主任技術者の専任について
テクニカル
・PRの計算方法おさらい
・モジュールの技術的な話
・インバータの技術的な話
・架台について
・モニタリングシステムについて
・ストリング監視は必要か
・通信異常発生時のトラブルシュート
電験二種取得計画
※非リンクは今後更新予定です。

電車は日付が変わる時間まで必要なのか

 働き方改革の一環で、百貨店や商業施設の営業時間を短くする動きが相次いでいるという(1)。長時間労働の是正の観点から歓迎すべき出来事であることは間違いないし、省エネの観点で見ても非常にいい流れだと思う。
 
 経済産業省資源エネルギー庁が2017年6月に発表した平成28年度エネルギー白書によると、2015年度においてデパートが消費したエネルギーは36×10^15Jだったという(2)。1J=1Wsであるので、3,600J=3,600Ws=1Whから、デパートが消費したエネルギーは電力量に換算すると10TWhとなる。1日あたり27GWhのエネルギーを消費している計算となる。1日の営業時間を11時間とすれば、すべてのデパートで30分営業時間を早めることで単純計算で1.23GWhのエネルギーを削減できる計算だ。CO2換算でおよそ626トン。
 
 早寝早起きの経済が浸透すれば、エネルギー消費量の削減は相乗的になる。ギラギラした街で夜更かしをするのではなく、日が暮れたら家に帰り、家族と共に夕食を食べ、明日に備える。すると、夜遅くまで電車を動かす必要がなくなるので、エネルギー消費量はさらに減っていく。
 
 これらは極論かつ理想論であるが、終電車を夜更けまで運行する必要がなくなるような価値観の変化が訪れたとき、究極の省エネルギー時代が到来しているのかもしれない。
 
 
 
 
参考文献
(1) 日本経済新聞電子版 銀座の夜早く 銀座シックスや松屋銀座、閉店前倒し
 
(2) 経済産業省資源エネルギー庁 「平成28年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2017)

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