DENKIMAN

エネルギー業界の気になるニュースをPICK UP

大学では電気電子工学を学び、卒業後は鉄道会社に電気専門職として6年勤め、その後太陽光発電事業者に転職しましたが、今までに得た知見をまとめる為に本サイトを立ち上げました。しがない知見ではありますが、微小でも本サイトが業界の共有財産となればと思っています。

太陽光マネジメント
・予備品、備品管理
・必要十分なO&M業務の内容について考える
・リパワリング、リバンピング
・予備品の保管について
サイト・セキュリティ
・かけるべき保険
・インバータの保証について
・発電所監視カメラ
・セキュリティシステム
関係法令
・モジュールの接地について
・太陽光発電の絶縁について
・サイバーセイキュリティ対策
・主任技術者の専任について
テクニカル
・PRの計算方法おさらい
・モジュールの技術的な話
・インバータの技術的な話
・架台について
・モニタリングシステムについて
・ストリング監視は必要か
・通信異常発生時のトラブルシュート
電験二種取得計画
※非リンクは今後更新予定です。

JR福知山線脱線事故から13年。

 テレビでこの衝撃的な事故を知ったとき、僕はまだ小学生であった。沿線に建てられたマンションに張り付くように接触、大破した電車は、僕の知っている電車の形をしていなかった。乗客106名と運転士が死亡、562名が重軽傷を負った事故から、昨日で13年が経った。

 
 あのニュースを見てしばらく、小学生であった僕は、しばらく電車に乗るのが怖かった。自分の乗っている電車ももしかしたら、あの電車のように脱線してしまうのではないかと。電車が安全でない乗り物かもしれないとお客さまに思われてしまったら、鉄道会社はもう存続する意味がない。お客さまを安全に目的地までご案内することが、私たちの使命であるからである。
 
 昭和26年に鉄道輸送の規範として、運転の安全の確保に関する省令(http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=326M50000800055&openerCode=1)が定められた。昭和26年に桜木町駅構内で発生した列車火災事故である桜木町事故は、安全の確保よりも輸送を優先させる思想が原因で発生した事故であるが、この省令はそうした考え方を否定し、輸送よりも安全の確保を重要性を重視して制定されたものである。 
 
 過去に何度も、目を背けたくなるような凄惨な事故が起きているが、事故は繰り返される。安全の確保にこだわりを持って努め、その大前提の元にお客さまを目的地までご案内するために、過去の事故と何度も向き合うことが私たちのつとめであり、事故の被害者の方に対する一番の供養なのだ。

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