岡島悦子著「抜粋される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー」は、終始目から鱗が落ちっぱなしであり、仕事に対するモチベーションになった素晴らしい本で、何度も読み返そうと思っているが、この中に、自分を知ってもらうための手段としてブログが使えると書かれていて、こうしてブログを立ち上げることにした。
はてなブログを採用したのは、ブロガー同士の交流が他のサービスと比較して盛んであるという口コミを複数のウェブサイトで目にしたからである。僕はまだまだ、仕事上でも人間的にも未熟で、文章を書けば支離滅裂、様々なニュースに関する知見は浅く、自分なりの意見を持つ前にまずもっと世の中を知らなければならないような人間だが、それでも、科学技術、とりわけ電気工学は好きで、小学生の授業で習った電気回路の授業から、ずっと、電気が好きで仕方ない。関東の私鉄会社に電気技術職として就職できたことは大変光栄であり、好きなことを生かしてお客さまのお役に立てていることを幸せに思う。
中学時代は友人がしていたアマチュア無線に興味を持ち、免許を取得した。当時は中学生の間では携帯が普及しておらず、友人と毎晩アマチュア無線でおしゃべりをしていた。自分の声が目に見えない電波となって、隣町にいる友人まで伝わる物理現象が不思議で仕方なかった。高校は普通科に進んだが、このころは発電に興味があった。週末は自転車のハブダイナモで発電した電気でウォークマンを充電する回路を組んで、20kmくらい自転車を走らせたこともある。自転車で発電した電気では5分の音楽を最後まで再生できなかったが。大学は工学部に進学し、電気電子工学を学んだ。パワーエレクトロニクスの魅力に惹かれ、モータの研究室に入り、電磁気学にどっぷり浸かる。電磁界解析ソフトを毎晩友人と奪い合った。貴重な体験であったと思う。
鉄道会社には専門職技術職の枠に応募した。当時は電気以外に興味がなかった。1年目はキュービクルや電車線などの電力設備の保守担当として配属された。2年目は変電所設備の保守担当に配属。パワエレの講義に教科書でしか見たことのなかった強電設備を実際に見て興奮したのと同時に、独特の磁歪音に身がすくんだのを思えている。3年目は電気司令に配属された。給電指令業務は、モニタ画面に映し出される情報を元に現場を想像し、現場に指示するセクションで、とても緊張する場面が多い。4年目は再び現場に戻り電力設備の保守担当員となり、5年目は信号通信設備の保守担当として配属されている。電気に対する興味関心は入社してからずっと変わらず強いが、最近はそれ以上にお客さまが気になる。どうすればもっといいサービスを提供できるか、そのために電気技術職として何をすればいいのか、考えることが多くなった。お客さまに、電車に乗ることをもっと楽しんでもらいたい。お客さまが暮らす世の中をもっと素敵なものにするために、今まで学んできたことを生かしたい。
日々のニュースから、鉄道会社の電気技術職として木になる記事をピックアップして、素敵な世の中にするためにはどうすればいいのか、考えを書いていこうと思う。そうして、読者の方と活発に意見交換し、鉄道輸送技術やサービスのイノベーションにつながることを願っている。
お気軽にメッセージいただければ、とても嬉しいです。